FX取引のリスクを抑えるために知っておきたいのが強制決済のルールです。
強制決済について理解しているなら取り返しの付かない大損を防げます。
では強制決済について説明していきます。

・強制決済とは?

強制決済とは取引を強制的に終わらされることです。
別名ロストカットと呼ばれることもあります。
FXでは担保として証拠金を預け入れます。
自分が持っている証拠金が底をつくまで取引が出来るわけですが、ある一定の所まで証拠金が減ったときに強制決済がなされます。
つまりトレーダーが取り返しの付かない大損をしないように守ってくれるのです。
投資家のための保護ツールと考えられます。

・・強制決済のルールについて

どれくらいになったら強制決済されるのかはFX業者によって違ってきます。
証拠金維持率がいくつになったら強制決済されるというルールは各業者で変わってくるのです。
損失がどれくらいで強制決済になるのかを業者のホームページなどで確認しておきましょう。
ある業者は証拠金維持率50パーセント以下で強制決済になりますし、他の業者は証拠金維持率100パーセント未満で強制決済となります。
株式取引は強制決済のルールが無いので、投資資金が底をつくことがあります。
しかし、FXはそうなることがないので安全な取引と言えるでしょう。

・強制決済の上手な活用方法

強制決済を上手に活用して行くには、自動強制決済制度を使って下さい。
自分の証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに自動で精算してくれます。
設定をしておくと、最初にメールなどで強制決済になる可能性があることを知らせてくれます。
それでも取引をやめないときには、全ての取引が強制的に決済されます。
どれくらいの証拠金維持率で強制的に決済されますか。

★50パーセント
★60パーセント
★70パーセント
★100パーセント

自分でどれくらいの証拠金維持率になったら強制決済されるかを選べます。
一般的には100パーセントで設定されていますが、慣れてきたら徐々に減らしていきましょう。
強制的に決済されると新しい注文が出来なくなります。
初心者の方には強制決済のレベルを高くしておくことをおすすめします。
損失額を抑えられるので安全に取引が出来ます。
ただ、ちょっとした為替の変動で強制決済されてしまうので気を付けてください。

・強制決済が間に合わないケース

強制決済が間に合わないケースはありますか。
残念ながら強制決済が間に合わずに、投資資金が底をついてしまうケースがあります。
どのようなときに間に合わないのでしょうか。

★自然災害
★通貨の暴騰
★通貨の暴落
★テロ

自然災害やテロなど大きな事件が起きたときには相場が急変します。
その時には強制決済が間に合わないことがあるのです。
自分が取引している通貨や関係する通貨が暴騰したり、暴落したりしたときにも間に合いません。
なぜならFX業者のサーバーがアクセスが集中して根を上げてしまうからです。
相場が急変するときには、世界中のトレーダーが損を少なくしようと決済を急ぎます。
そうすると業者のサーバーも一気に情報が押し寄せるので処理できなくなり、強制決済のコマンドを発動するのが遅れるのです。
数十秒の差であっても多額の損失に繋がることもあります。
まれに預けている証拠金以上の損失が発生することもあるので注意しましょう。

・強制決済をしないで取引することは出来るの?

FX取引に慣れてきたら強制決済を煩わしく思うことがあります。
強制決済をしないで取引することは出来るのでしょうか。
自分で強制決済をするようにするなら可能です。
いわゆる損切りと言われている方法です。
自分で損切りをする基準を決めておいて、その基準に達したら自発的に決済をする取引方法となります。
損切りを上手にしていくなら投資資金を守れます。
チャートを見ていると、意外と上下に値が動いていることが分かります。
特に重要な経済指標が発表されるときや、経済のニュースが出たときなどは相場が大きく動きます。
そんな時には自分で損切りしたほうが良いことがあります。
損切りのタイミングが遅いと大損することがあるため、相場が動きそうなときには早めに損切りしておいて方が良いです。
FX業者のサーバーに負荷が掛かる前に、損切りしてリスクヘッジしておきましょう。

強制決済のルールはFX業者によって違ってきます。
証拠金維持率が100パーセントでなることもあれば、50パーセントでなることもあります。
自分で強制決済のルールを設定できる業者もありますよ。
このシステムはトレーダーの資金を守るためのものです。
FXは株式取引と違って強制決済のルールがあるために安全に取引が出来るのです。
投資資金を失うリスクが少ないのは助かります。
しかし、100パーセント安全なわけではないので気を付けてください。
自然災害やテロが起きたときや、通貨が暴騰暴落したときには強制決済が間に合わないことがあるのです。
業者のサーバーに負荷が掛かって、システムの発動に遅れが生じます。
何か事件が起きたときには、自分で早めに損切りしておいた方が安心です。